ハウステンボスは11月9日、長崎県の「変なホテル ハウステンボス」内に無人でお酒を提供する「変なバー」をオープンした。店内に設置したタブレットで注文決済し、サーバにコップを置くと自動でお酒を注ぐという。
変なバーは、専用タブレットで注文・決済し、カクテルやビールを自動で注ぐシステムを導入したバー。タブレット内の「アヤドロイド」というキャラクターが注文を受ける。決済方法はクレジットカードとモバイル決済サービス「WeChatPay」。タブレットの横にある決済デバイスで年齢認証も行う。アヤドロイドは、ハウステンボスのアトラクションやお土産、おすすめのレストランなども紹介するという。
スタッフが遠隔で操作する「アヤ」というキャラクターも用意。ボイスチェンジャーを使い、スタッフ自ら応答する。現在は日本語のみに対応。
メニューはビール1種類、カクテル6種類。ビール専用サーバとカクテル専用サーバを用意し、お客さんがコップをセットするとお酒が注がれる。座席数は、カウンタ―4席、テーブル6席。
バーで働く人間は「アヤ」を遠隔操作するスタッフ1人だけで、基本的に案内からドリンク提供までは無人で行う。同社は「テーマパーク内での接客販売や窓口業務などサービス業務の効率化を目指していく」としている。
(太田智美)
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