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ゲートがない改札口、三菱電機が試作 「残額不足」は床が赤色に
ゲートがない駅の改札口のコンセプトを、三菱電機が開発した。交通系ICカードを携帯したユーザーが通れる場合は床が青く、通れない場合は赤く光る。
三菱電機は11月20日、ゲートがない駅の改札口のコンセプトを「第5回鉄道技術展2017」(11月29日〜12月1日、幕張メッセ)に出展すると発表した。交通系ICカードを携帯したユーザーが通過できる場合は床面のLEDライトが青く、残額不足だと赤く光る。車いすのユーザーなどが通りやすくなる。
ユーザーがICカードの入った専用のパスケースを持っている想定。改札通過時、パスケースに内蔵した端末がICカード情報を読み取り、床面に埋め込んだ別の端末に送信して残額をチェックするという。通過可否に応じて床面が青・赤に光り、通過する方向も示す。
駅構内や車両内のカメラで、改札を通過したユーザーの位置を追跡。車いすのユーザーや、改札を不正通過した人の居場所を、駅員に知らせる仕組みを備える。
大きな手荷物を持った人、車いすやベビーカーを利用している人が、ICカードをかざしたり、狭いゲートを通り抜けたりする負担を軽減する狙い。2025年度以降の実用化を目指している。
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