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本音つぶやきサービス「Arrow」終了 「コンセプトが早すぎた」と副社長が本音

Green rompが、匿名で本音や愚痴をつぶやけるサービス「Arrow」(アロー)を終了したと発表。「突然の終了となり、大変申し訳ありません」とおわびし、Arrow2は「検討中」とした。

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 Green rompは11月21日、匿名で本音や愚痴をつぶやけるサービス「Arrow」(アロー)を終了したと発表した。サイトには「突然の終了となり、大変申し訳ありません」というおわびのほか「現在Arrow2については検討中の段階です」などと掲載されている。20日午前10時17分には公式Twitterで、「現在Arrowのサーバーが落ちておりますが、通常のサーバーダウンと異なり、復旧の目処がたっておりません」と報告していた。

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「Arrow終了のお知らせ」


 Arrowは、人に聞いてもらいたい本音を200文字以内のArrow(つぶやき)として投稿すると、登録ユーザーの中からランダムに選ばれたユーザーへ送信されるというもの。受け取ったユーザーはこれに返事をするか、他の人へ“たらい回し”するかを選ぶことができ、誰かが返事をする可能性を高めていた。2011年5月のサービス開始以来、目新しさのあるサービスとして話題を集め、ユーザーを増やしてきた一方、初年度には「470万円の赤字となり、資本金の半分以上を使い果たした」というニュースリリースを発表するなど収益面では厳しさもにじんでいた。12年9月には“最低1000人”から返事をもらえる広告機能「1000人Arrow」を開始している。

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2012年頃のArrow

 Green rompの増田桂己副社長はブログで、Arrow終了について「ちょっとコンセプトの時代が早すぎたのかなぁ笑」とこぼしている。Arrow2についての言及はないが、「12月に新サービスを出したり、来年は新しい会社も作ったりしますので、相変わらず矢継ぎ早にサービスを出して行く予定です」としている。

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