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自動運転バスの試乗会、都内の公道で ソフトバンクと三菱地所
ソフトバンクと三菱地所が12月22日に丸の内仲通りで、自動運転バス「NAVYA ARMA」の試乗会を実施する。実際に試乗してもらうことで、自動運転バスへの理解を促す狙い。
ソフトバンクと三菱地所は12月11日、運転席のない自動運転バス「NAVYA ARMA」(ナビヤ アルマ)の一般向け試乗イベントを、22日に丸の内仲通り(東京都千代田区)で行うと発表した。自動運転の性能を検証するほか、一般の参加者に試乗してもらうことで自動運転バスへの理解を促す狙い。料金は無料、事前にWebサイトで予約を受け付ける。公道での試乗会は都内初という。
NAVYA ARMAは、仏Navyaが開発したEV(電気自動車)の自動運転バス。GPSなどで現在位置を把握し、車両に搭載したカメラやLiDAR(レーザーレーダー)で障害物を検知しながら、あらかじめ設定したルートに従って自律走行する。最高速度は時速45キロで、走行時間は最長13時間。定員は15人(座席数は11)。試乗会ではソフトバンクグループのSBドライブが保有する車両を使う。
期間は12月22日午後1時〜4時まで。丸の内仲通りの「丸の内 MY PLAZA」前を、往復約200メートル走行する。交通規制を行い、一般車両が進入しないようにするという。
NAVYA ARMAの試乗イベントは、17年7月にもSBドライブがプリンス芝公園(東京都港区)で実施している。
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