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Apple、音楽認識サービスShazamの買収を認める

AppleがShazam買収で合意に達したという声明文を米TechCrunchなど複数のメディアに送った。

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 米Appleが英Shazamの買収を認めた。この件を最初に報じた米TechCrunchが12月11日(現地時間)、AppleとShazamからの声明文を添えて報じた。取引の詳細は公表されていないが、米Recodeによると買収総額は約4億ドルという。

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 Shazamは、2000年創業のロンドンに拠点を置く非公開企業。流れている音楽をスマートフォン(立ち上げ当時は携帯電話)のマイクで取り込み、曲名を表示するという音楽認識・検索アプリをiOSおよびAndroid向けに提供している。2011年には曲名だけでなく、テレビ番組や広告も認識できるようになった。2016年9月時点のアプリダウンロード数は10億件以上。

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 Appleは声明文で「Shazamとその才能あるチームがAppleに参加してくれることに興奮している。(中略)Apple MusicとShazamは音楽の発見とユーザーに素晴らしい音楽体験を提供することへの情熱を共有するという点で相性ぴったりだ。Shazamについてのすごい計画があり、今回の合意でShazamを統合するのを楽しみにしている」と語った。

 Shazamは「ShazamがAppleに参加することで合意に達したことをお知らせする。(中略)改革を続け、ユーザーに音楽の魔法を提供し続けるために、ShazamにとってApple以上の場は想像できない」という声明文をTechCrunchに送った。

 アプリとしてのShazamが今後どうなるかは不明。Appleは2014年からSiriにShazamを統合しており、Siriに「これは何の曲?」と尋ねるとShazamのカードを表示する。今後、例えば米Googleの「Pixel 2」のように、周囲で流れている音楽について自動的にロック画面に曲名を表示する機能などがiPhoneにも追加されるかもしれない。

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