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電子書籍検索の老舗「hon.jp」閉鎖へ 社長が急逝、「継続困難と判断」
電子書籍検索サイトの老舗「hon.jp」が2018年1月31日に閉鎖される。運営企業・hon.jp社長の塩崎泰三氏が10月に急逝し、事業の継続が困難と判断したという。
電子書籍検索サイトの老舗「hon.jp」が2018年1月31日に閉鎖される。運営企業・hon.jp社長の塩崎泰三氏が10月に急逝し、事業の継続が困難と判断したという。同社は18年3月に廃業する予定だ。
hon.jpは、出版各社の電子書籍を横断検索できるサービスとして2005年にオープン。データベースのAPIも公開してきたほか、買い手が値段を決める電子書籍ストア「言い値書店」や、電子書籍の献本サービス「KENPON」、電子書籍業界ニュース「hon.jp DayWatch」の運営なども手掛けてきた。各サービスとも18年1月31日までに終了する。
10月1日に塩崎社長が死去し、藤井正尚CTOと元社長の落合早苗氏が分担して運用しつつ、今後の事業継続について関係者と検討してきたが、「継続は困難」と結論づけたという。
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