再配達依頼「後ろめたくない」が2割 SUUMOの調査
再配達を依頼することに後ろめたさが「ほとんどない」「全くない」と答えた人は合わせて2割を超える――SUUMOの調査でこんな結果が出た。
「再配達依頼に後ろめたさを感じない人が2割」――住宅検索サービス「SUUMO」のニュースサイト「SUUMOジャーナル」の調査で、こんな結果が出た。
再配達依頼に後ろめたさが「すごくある」と答えた人は21.8%、「ややある」と答えた人は41.8%。6割以上が再配達を申し訳なく思う一方、「全くない」と答えた人は9.5%、「ほとんどない」と答えた人は11.1%と、合わせて2割を超える結果だった。
後ろめたくない理由は「仕事で不在なのはやむを得ない」(30歳女性)、「送られてきた荷物で時間指定されていないので仕方がない」(44歳女性)など、「正当な理由があれば仕方がない」という意見が多数を占めた。一方「正式なサービスなら、気遣うこと自体がおかしい」(55歳男性)、「サービスに含まれていると思っている」(50歳男性)などの意見もあったという。
同調査によれば「再配達を依頼したことがある人」は96.5%。依頼理由は「その時間に在宅していなかった」(94.8%)が最多で、「宅配ボックスがいっぱいだったから」(11.4%)、「在宅していたが出られなかった」(10.6%)と続く(複数回答)。
「在宅していたが出られなかった」と答えた理由は、「お風呂に入っていた」(54.9%)、「トイレに入っていた」(46.3%)、「メークをしていた、パジャマを着ていたなど、出られる状況ではあったが出たくなかった」(30.5%)などだった。SUUMOジャーナルは「短時間の荷物の受け取りであっても、隙のある姿を他人にさらすことを避ける人の多さが見て取れた」としている。
では、再配達問題はどうすれば解決できるのか。同調査では「時間指定をできるようにしてほしい」「配達する前に連絡をもらえれば不在であると事前に伝えられるのではないか」のように、時間指定や連絡手段の充実を求める意見が多く集まった。一方で「再配達を繰り返す人には有料にする」といったペナルティーを提案する声もあったという。
SUUMOジャーナルは「他人である配送会社と不本意なタイミングで顔を合わせることへの敬遠が大きな要因となっている。自分の好きなときに対面ではなく荷物を受け取れる宅配ボックスは、再配達問題の解消に役立ちそうだ」としている。
調査期間は2017年9月25〜26日。全国の集合住宅に住む20〜59歳の男女を対象に、インターネット調査を実施した。有効回答数は800人。
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