「若者の6割は自分だけの時間や空間を大事にしたい」――若者の“クリスマス離れ”の原因について、調査会社のリサーチ・アンド・ディベロプメントが12月21日、こんな調査結果を発表した。年々盛り上がりを見せるハロウィーンに対し、クリスマスの勢いが弱まりつつある原因を分析したという。
18〜24歳の若者の6割は「自分だけの時間や空間を大事にしたい」(男性69%、女性62%)と回答。他世代と比較して自分の時間を大切にする傾向が高かった。
一方で、「いろいろな人たちと積極的に付き合い、付き合いの輪をどんどん広げたい」(同30%、22%)と考える人も他世代に比べ多い。つながりたいが、自分の時間は大事にしたいという考えがうかがえる。
また、情報に対する考え方を世代別に見ると、18〜24歳は「どこでも連絡や情報を受け取りたい」(46%)、「いつでも誰かとつながっていないと不安を感じる」(34%)などの割合が高く、「常時情報が送られてくるのは煩わしい」と感じるは48%で、全世代で最も低い数値だった。
同社は「スマートフォンでいつでもどこでもつながれる時代だからこそ、若者は誰かとつながっていないと不安」と分析。「クリスマスは特定の親密な人と過ごして関係を深めるもの。自由さや自分らしさを求める若者の感覚とは遠いのでは」と若者の“クリスマス離れ”の原因を説明する。
調査は2016年10月に実施。18〜79歳の男女3000人を対象に留置調査を採用した。
関連記事
- 「残業するな」「いいから帰れ」 会社員の4割が“ジタハラ”に悩み 高橋書店の調査
「働き方改革」推進の影響で、ビジネスパーソンの約4割が「時短ハラスメント」に悩まされているという。 - キャッシュレス社会、男女で意見が真っ二つ 博報堂調査
博報堂が行った「お金に関する生活者意識調査」でキャッシュレス社会への意見が真っ二つに割れた。男性は賛成が多く、女性は反対が多いという。 - 恋人なら「性的な写真」SNSで共有 20代スマホユーザーの1割
IPAの調査で、20代のスマホユーザーのうち1割以上が「恋人などであれば『自身の性的な姿を撮影した写真や動画』をSNSで共有しても構わない」と答えた。 - 朝活よりも“ランチ副業”が人気 副業OKな企業は4割
インターネット広告事業を展開するファンコミュニケーションズが、副業実態調査を実施。副業OKな会社員の4人に1人が「ランチ副業」しているという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.