ヤマト運輸は、API提供サイト「YBM For Developers」をこのほど開設した。荷物の発送・受け取り関連サービスを他社サービスと連携させるための各種APIを提供。これまで個別の事業者ごとに提供してきたAPIを、Webを通じ多くの事業者・開発者向けに公開することで、利便性の高いサービス開発を促進するとしている。
「YBM For Developers」は、法人・個人事業主向け会員ポータルサイト「ヤマトビジネスメンバーズ」内に設置した。
第1弾として、ECサイトで購入した荷物の受け取り場所に、ヤマト運輸営業所・取扱店を指定できる「EC自宅外受け取りAPI」と、商品を受け取る場所・時間変更などがECサイト内で可能になる「クロネコメンバーズサービス連携API」を無料で公開した。
さらに、有料APIとして、Webやアプリなどに登録した情報を利用し、スマートフォンを介して送り状を発行できる「配送連携API フリマ・オークション事業者向け〜かんたん安心配送〜」も公開した。
各APIは、「ヤマトビジネスメンバーズ」に登録し、一定の条件を満たしたユーザーが利用できる。
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