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Apple、モバイルアプリ開発ツールのBuddybuildを買収 Android版は2月末で終了
Appleがモバイルアプリ開発ツールの新興企業Buddybuildを買収し、Xcodeチームに統合する。BuddybuildのAndroid版サービスは3月1日に終了する。
米Appleが、モバイルアプリ開発ツールを手掛けるカナダのBuddybuildを買収した。Buddybuildが1月2日(現地時間)、公式ブログで発表した。
Buddybuildは2015年創業のバンクーバーに拠点を置く非公開企業。「世界初のイテレーションプラットフォーム」を謳い、モバイルアプリ開発者にGitHub、BitBucket、GitLabなどで使えるアプリ開発ツールを提供している。「git push」ごとに安全なビルド環境を構築し、UIテストやAppleのTestFlightのためのβテストの準備などもサポートする。
買収後、同社のチームはAppleの開発ツール「Xcode」のチームに参加し、プラットフォームもXcodeに統合していく。現行のiOS向けツールは少なくとも当面は提供を続けるが、新規のサインアップは受け付けない。Androidアプリ開発ツールは3月1日に終了する。
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