Facebookで使える音楽拡大──ブルーノ・マーズやポール・マッカートニーも
Facebookが複数の著作権管理団体と契約し、ユーザーがアーティストの著作権を侵害せずに使える楽曲を拡大すると発表した。ブルーノ・マーズやポール・マッカートニーの楽曲をFacebookだけでなく、Instagram、Oculus、メッセンジャーなどで使えるようになる見込み。
米Facebookは1月12日(現地時間)、同社サービスでの投稿に権利を気にせず使える音楽について、複数の音楽団体と提携したことを発表した。これにより、Facebook、Instagram、Oculus、Facebook Messengerでの動画のBGMなどに、ポール・マッカートニーやブルーノ・マーズなどのアーティストの楽曲を使えるようになる見込みだ。
同社は昨年12月に米大手音楽レーベルのUniversal Music Group(UMG)との複数年のグローバール契約を締結したことを発表している。また、今回の発表文によると、1月に入ってソニーとも同様のパートナーシップを結んだという。
これらのレーベルに続けて、ファレル・ウィリアムス、ブルーノ・マーズ、ドレイク、ブルース・スプリングスティーン、スモーキー・ロビンソンなどが契約する米著作権管理企業Global Music Rights、インディーズ中心のHFA/Rumblefish、ポール・マッカートニー、エルヴィス・プレスリー、マックス・マーティン、ベックなどを擁するKobalt Music Publishingとも契約した。
使える楽曲や利用方法などの詳細はまだ発表されていないが、ユーザーはアーティストの権利を守りつつ、安心して人気楽曲をBGMとして使えるようになりそうだ。
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