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“食品ロス”を減らせ 期限が近い商品を買うと「dポイント」 NTTドコモが実験
NTTドコモが、賞味期限や消費期限が近くなった食品を買うと「dポイント」などを付与する実証実験を始める。スマートフォンアプリを活用する。
NTTドコモは1月15日、スマートフォンアプリを活用し、賞味期限や消費期限が近くなった食品を購入した消費者に「dポイント」などを付与する「Eco Buy」の実証実験を19日に始めると発表した。食べ残しや売れ残りなどの“食品ロス”への意識向上を図り、廃棄量の削減を促す。
実験は「miniピアゴ入船1丁目店」(東京都中央区)で2月28日まで行う。スマホアプリ「Eco Buy」(iOS/Android)を起動し、購入商品のレシートと、賞味期限か消費期限を撮影して「ポイント申請」をすると、条件に合致している場合、店舗側が定価の約20%相当のポイントを付与する。
期間中、消費者が登録した商品情報を基に、賞味・消費期限が近づくと通知する機能も用意する。購入食品を食べていない場合はレシピも提案し、消費を促す。
環境省によれば、日本全国で年間約621万トンの食品ロスが発生。NTTドコモは、実験を通じて「食品ロスを減らす仕組みの有効性を検証する」としている。
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