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「Google Home」などでWi-Fiが切れる問題、ルータ各社がファームウェア更新で対処
「Google Home」がスリープモードから起動する際に1度に大量のmDNSを送信することがあり、これが原因でWi-Fiが落ちることがあったとルータメーカーのTP-Linkが説明してファームウェアアップデートを公開した。Googleも米メディアに対し、これを認めた。
米Googleの「Google Home」や「Chromecast」が接続しているWi-Fiネットワークが一時的に切れたり、落ちてしまう問題が複数メーカーのWi-Fiルータで発生していたが、Googleがこの問題を認め「ルータメーカーと協力している」と語ったと米9TO5Googleが1月15日(現地時間)に報じた。
米ストレージ系メディアMyceによると、この問題は昨年10月ごろから複数のルータユーザーが報告していた。
ルータメーカーのTP-Linkは8日、原因がGoogle HomeやChromecastシリーズのキャスト機能に関連することを突き止めたと発表し、同社の「Archer C1220」向けのファームウェアアップデートを公開した。
TP-Linkは、キャスト機能を搭載するGoogle製品がGoogleサービスの接続をキープするために送るマルチキャストDNS(mDNS)のパケットが短時間に大量に送信されることがあり、そのときにWi-Fiネットワークに負荷がかかりすぎて落ちていたと説明した。こうしたパケットは通常では20秒間隔で送信されるが、端末がスリープモードから立ち上がる際に、1度に10万パケット以上送信されることがあるという。この問題は、ファームウェアアップデートで解消されるとしている。
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