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GMOインターネット、マイニング事業向けに12ナノメートルプロセスの専用チップを開発
GMOインターネットが仮想通貨の採掘(マイニング)事業向けに、12ナノメートルプロセスの専用ICチップ(ASIC)を開発したと発表した。
GMOインターネットは1月22日、仮想通貨の採掘(マイニング)事業向けに12ナノメートルプロセス技術の専用ICチップ(ASIC)を開発したと発表した。開発を表明している7ナノメートルプロセス技術を用いたマイニングチップ実現に向け、さらに研究を進める。
同社は2017年9月にマイニング事業への参入を発表し、半導体設計技術を持つパートナー企業と「7ナノメートルプロセスの専用ICチップ」の開発に着手。今回の12ナノメートルプロセス専用ICチップの開発はその第1段階で、これにより、ビットコインやビットコインキャッシュの暗号化アルゴリズム(SHA256)の検証も完了したという。
18年上半期には北欧にある同社のビットコインマイニングセンターで、同社開発チップを使ったマイニングを始める見込み。今後の事業展開は、特設サイトで知らせるとしている。なお、12ナノメートルプロセスの専用ICチップによるマイニングボードは外部への販売は行わない。
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