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Apple、ミュージシャン向け解析ツール「Apple Music for Artists」のβ版提供開始
Appleが、インディーアーティストでも自分で音楽の売れ行きやファン層を解析できるツール「」のβ版の提供を開始した。春には「Apple Music」および「iTunes」で楽曲を提供している数百万のアーティストがこのツールを使えるようになる見込みだ。
米Appleが、音楽サービス「Apple Music」と「iTunes」で作品を公開しているアーティスト向けの解析ツール「Apple Music for Artists」のβ版の提供を一部のアーティス向けに開始した。米Billboardが1月22日にそう報じた。
βテスターに選ばれたカナダの新鋭R&Bアーティスト、ダニエル・シーザーはこの記事で「私のような(大手レーベルに属さない)インディーアーティストにとって、Appleの解析ツールは活動の助けになる」と語った。シーザーは同日、Appleのティム・クックCEOと“新しいツール”について話して感銘を受けたとツイートした。
Billboardによると、このツールでは作品のダウンロード/ストリーミング回数やファン層(年齢や性別、地域など)を解析できる。同様のツールは競合するSpotify、Pandora、YouTubeに既に備わっている。
このツールは今春に数百万のアーティスト向けに提供される見込みという。
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