CNNに会社を買収された人気YouTuber、ケイシー・ナイスタット氏が約1年で退社
人気YouTuberのケイシー・ナイスタット氏が、13カ月前にCNNに売却した自身のソーシャルメディア企業Bemeから去る。BemeはCNNに吸収される。
880万フォロワーを擁する米国の人気YouTuber、ケイシー・ナイスタット氏は1月25日(現地時間)、共同創業したソーシャルメディア企業Bemeを退社すると自身のYouTubeで発表した。Bemeは2016年に米CNNに買収され、独立子会社として運営されてきたが、CNNの1部門として吸収されることになったという。
同氏と共同創業者のマット・ハケット氏はCNNを離れるが、残りの多くのチームはCNNで開発中の新メディアに引き続き従事する。
ハケット氏は自身のMediumで、「これは旧弊なコングロマリットメディアが若いスタートアップを生かせなかったという話ではなく」、「努力はしたが、独立性を保つために必要な、価値のある事業を確立することができなかった」のだと説明した。
両氏は2014年にBemeを立ち上げ、ソーシャルでタイムリーな動画共有アプリも公開していた。CNNに買収された後は、Bemeアプリは終了し、YouTubeに専用チャンネルを開いてソーシャルニュースアプリ「Beme Panels」を公開している。現在のBemeチャンネルのフォロワー数は約27万人。
ナイスタット氏は告知動画の冒頭で「この動画を10回くらい撮り直したけれどうまく伝えるのは難しい」と語り、「悲しいけれど、みんなに感謝している」という言葉で結んだ。
【訂正:2018年1月26日19時30分 「ソーシャルでタイムリーなニュースメディアとしてアプリも公開していた。」としていましたが、「Beme」アプリはニュースメディアではなく、動画共有アプリでした。修正いたしました。】
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