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メルカリ、“仮想通貨のおサイフ”「ハードウェアウォレット」を出品禁止に
メルカリは、仮想通貨の暗号鍵をオフラインで管理・保管するための端末「ハードウェアウォレット」を出品禁止物に加えた。
メルカリは1月30日、仮想通貨の暗号鍵をオフラインで管理・保管するための端末「ハードウェアウォレット」を出品禁止物に加えた。ユーザーがトラブルに巻き込まれることを防ぐためとしている。
仮想通貨は、一般に公開される「公開鍵」(ウォレットアドレス/口座番号に当たる)と、ウォレット所有者のみが知る「秘密鍵」の組み合わせで管理する。送金などの操作には秘密鍵が必要で、万一、秘密鍵がもれると、自分の仮想通貨を他人に送金されるといった事態が起きる。
ハードウェアウォレットは、秘密鍵をオフラインのハードウェアで管理するための端末。秘密鍵をオンラインから切り離すことで、ハッキングなどのリスクなく管理できる。
ハードウェアウォレット出品禁止の理由としてメルカリは、「購入されたハードウェアウォレットに不正なプログラムが組み込まれていた場合、仮想通貨が盗まれる可能性がある」「出品者も意図せずトラブルに巻き込んでしまうリスクがある」ためとしている。
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