ニュース
「Googleフライト」に機械学習採用の遅延予測機能
Googleの航空便検索サービス「Googleフライト」に、機械学習による遅延可能性警告機能と、「ベーシックエコノミー」に含まれないサービスを明示する機能が追加された。
米Googleは1月31日(現地時間)、航空便検索サービス「Googleフライト」に2つの新機能を追加したと発表した。任意のフライトの遅延情報と、デルタ航空などが提供する格安チケットに「何が含まれないか」を説明する機能だ。
機械学習採用の遅延情報機能
従来も航空会社の情報に基づいてフライトごとの遅延情報を表示してきたが、新機能では遅延の理由も表示する。さらに、機械学習を使うことで航空会社がアナウンスしていなくても遅延する可能性が高いフライトについてはアラートを表示するようになった。
遅延理由としては接続便の遅延などが表示される。機械学習による遅延警告の場合は予定通りゲートに行って空港の表示を確認するように、と表示される。
「ベーシックエコノミー」に含まれないサービス明示
デルタ航空、アメリカ航空、ユナイテッド航空が提供するエコノミークラスより安価な「ベーシックエコノミー」に含まれないサービスを明示する。この3社はいずれもベーシックエコノミーという名称で安いチケットを販売しているが、会社によって使えるサービスが異なる。勘違いして後からラゲージサービス料を追加するなどということがないように確認できるようにした。
Googleフライトは、同社が2010年に買収したITA Softwareの技術を改良して立ち上げたオンラインサービス。Google検索でフライト番号を検索するか、Webサイトを開くことで利用できる。
関連記事
- 「Googleフォト」に機械学習採用の3つの新機能
Googleの写真サービス「Googleフォト」に、機械学習を採用した新機能が追加される。写っている人との共有を勧める「Suggested Sharing」、決まった相手と限定コンテンツを自動で共有する「Shared Libraries」、自動でアルバムを編集しフォトブックとして出力する「Photo Books」の3つだ。 - Googleのフライト検索でWi-Fiや電源の有無、座席の広さなどの確認が可能に
Googleの航空便検索で、料金や所要時間に加えてWi-Fiなどのアメニティや座席の広さなどの情報も確認できるようになった。 - Googleのフライト検索が国際便に対応 東京行きも検索可能に
Googleが買収したITAの技術を採用する航空便検索サービスが、米国から世界各国へのフライトに対応した。 - Google、航空券検索・比較ソフトのITAを7億ドルで買収 Bing Travelに対抗
Googleが航空運賃の検索・比較サービスを提供しているITA Softwareを買収した。旅行情報検索を得意とするMicrosoftのBingに対抗する狙いだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.