小学館がコンテンツをデータベース化する新会社 VOYAGE GROUPと共同出資
小学館とVOYAGE GROUPが、小学館の持つコンテンツとその権利を一元管理するデータベースを構築し、さまざまなフォーマットやビジネスで生かす新会社「C-POT」を設立した。
小学館と、広告プラットフォーム事業などを行うVOYAGE GROUP(東京都渋谷区)は2月13日、新会社「C-POT」を設立した。小学館グループの持つコンテンツとその権利を一元管理するデータベースを構築。コンテンツを利用したネットサービスを開発したり、さまざまなフォーマットで外部提供したりするのを目指す。
両社によれば、デジタル化が進む中、フォーマットやビジネスモデルが多様化し、コンテンツの持ち方や管理方法が、「紙の本だけを管理すればよかった時代とは比べものにならないほど」複雑化。コンテンツを一元管理して活用可能にする仕組みが必要という。
資本金は2250万円で、出資比率は小学館が70%、VOYAGE GROUPが30%。代表取締役には小学館の相賀信宏常務取締役が就く。小学館が保有するコンテンツ、コンテンツ作成ノウハウと、VOYAGE GROUPのシステム開発力やサービス企画力、マネタイズ方法などを組み合わせて運営するとしている。
C-POTの公式サイトによれば、13日時点で取り扱うコンテンツは、日本大百科全書(ニッポニカ)やデジタル大辞泉などの百科事典・国語辞典、プログレッシブ英和中辞典(第5版)などの英語辞典や諸外国語辞典、「小学館の図鑑 NEO」シリーズなどの図鑑、「日本美術全集索引巻」などの美術書がある。
まずは小学館グループ内のデジタルコンテンツのデータベース化を進め、将来はさまざまな出版社のデータベース化を支援するという。
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