宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月1日、小惑星探査機「はやぶさ2」が、目的地にしている小惑星「リュウグウ」の撮影に成功したと発表した。2月26日(協定世界時)、約130万キロ離れた地点から捉えた。6〜7月にはリュウグウに到着する見通し。
プロジェクトチームの津田雄一さん(プロジェクトマネージャー)は「探査機の航路、性能ともに問題なし。このままリュウグウへの進路を維持し、最大推力で進行する」とWebサイトでコメントを出した。
はやぶさ2は、2014年に打ち上げられた探査機。地球から約3億キロ離れたリュウグウに到着後は表面の物質を採取し、20年に地球へ帰還する予定。
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