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観光地巡る AI活用の“乗り合いタクシー” 会津若松市でドコモら実証実験
NTTドコモのAI技術「AI運行バス」を活用した実証実験を福島県会津若松市で実施。観光者と現地の居住者双方が利用できる“乗り合いタクシー”が観光スポット周辺を走る。
JTB、会津電力、NTTドコモは3月8日、AIを活用した乗り合いタクシーの実証実験を福島県会津若松市で3月下旬から行うと発表した。スマートフォンアプリによる配車依頼、運行状況に応じ、AIが適したルートを決定、人間のドライバーに伝える。市内に点在する観光地を効率よく巡れるようにする。
実験ではタクシー事業者と協力し、貸し切りタクシーを運行。1台当たり定員は8人で、最大7台が走行する。専用のスマホアプリを使い、配車を依頼して乗車する。乗降ポイントは鶴ヶ城、会津武家屋敷など25カ所から選ぶ。
スマホアプリはJTBが提携する宿の宿泊者に案内し、その場でインストールしてもらう。1日100人程度の利用を目指す。観光客の回遊を促す他、高齢者の移動手段としても活用を見込む。結果を踏まえ、商用化を検討する。
AI技術は、NTTドコモが開発する「AI運行バス」を活用した。会津電力は、「将来的には電気自動車(EV)などのサービス提供に必要な電力について、地域の資源を利用し供給する」としている。
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