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NHKの人造アナウンサー「ニュースのヨミ子」さんはどうやって作られた?(2/2 ページ)
NHKが開発した「ニュースのヨミ子」さんは、4月からニュース番組のリポーターとして働く3D CGの「人造アナウンサー」だ。彼女は、音声合成や機械学習といったAI技術を活用して作られたという。
ニュースのヨミ子さん、活躍の場は?
ヨミ子さんは、ニュースチェック11に毎週水曜「ヨミ子のニュース」という5分ほどのコーナーで登場予定。話題のニュースのリポートや番組キャスターとの掛け合いなどを行うという。
スマートスピーカーでは、ニュース読み上げ機能として登場。「Google Home」シリーズなどGoogleアシスタント対応のものでは4月から、「Amazon Echo」シリーズなどAmazon Alexa対応のものでは6月から、聞きたいジャンルを選んでヨミ子さんにニュースを読んでもらえるという。
3月26日の報道説明会で行われた実演では「ヨミ子につなげて」と話し掛けると起動し、最近のニュースの中から熊田専任部長が「スポーツ」を選ぶと、錦織圭選手の試合結果のニュースを読み上げた。その後ヨミ子さんの「他にも聞きたい?」と言う言葉に「はい」と答えれば次のニュースに進み、「いいえ」「終了」と声をかけると「NHKニュースチェック11、見てね!」とちゃっかり番宣をしてから終了した。
4月の番組起用時点ではジャンル選択のみだが、将来的にはユーザーが指定したキーワードでニュースを検索し、該当ニュースの読み上げも行えるようにするという。
また、ヨミ子さんはテレビに出演していない間は「スマートフォンに住んでいる」という設定。スマホサイトからはヨミ子さんと一緒に写真を撮影できるAR(拡張現実)機能や番組の告知などを提供する見込みだ。
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