Alexaの「スキルストア」日本版がオープン 一覧表示で探しやすく
スマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズで利用できる機能「スキル」の一覧表示や検索ができる「スキルストア」の日本版を3月30日にオープンする。スキルのカテゴリー別表示なども行える。
アマゾンジャパンは3月30日、スマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズで利用できる機能「スキル」の一覧表示や検索ができる「スキルストア」の日本版を同日中にAmazon Alexaアプリ(iOS/Android)やAmazon.co.jpのサイトにオープンすると発表した。英語版は先行してリリースされている。
これまではキーワードでスキルを検索する必要があったが、スキルストアでは、キーワード検索はもちろん、スキルの一覧表示、カテゴリー別の表示なども行えるという。
アマゾンジャパンの柳田晃嗣本部長(アレクサビジネス本部兼モバイルビジネスデベロップメント)はAlexaのスキルについて「すでに600を超えるスキルがある。現代日本社会で多種多様なニーズに対応するには、たくさんのスキルが必要だ」と話す。スキルの数が増えているだけでなく、初期からあるスキルも進化しているという。
例えばクリプトン・フューチャー・メディアが提供する「Hey Miku!」は初音ミクと会話できるスキルだが、短い歌詞を即興でさまざまな楽曲にアレンジして歌ってくれるようになったという。「毎回ミュージックも変わります。ミクに歌ってほしいという要望をたくさんもらっていて、それに合わせて進化した」(柳田さん)
タクシー配車アプリ「全国タクシー」のスキルでは、「Alexa、全国タクシーでタクシーを呼んで」と依頼すればタクシーを呼ぶことができ、配車が確定するとプッシュ通知が届くという。Amazon Ecoh Dotを使ったデモンストレーションの映像では、「新しい通知が1件あります」「22時12分に到着予定です。詳細は全国タクシーアプリの注文リストからご確認いただけます」などとお知らせしてくれた。
柳田本部長は「Alexaのスキルはさまざまなものが便利に使われている。面倒くさいものを人間は使わない」と話す。例えば朝ベッドの中からでも、Alexaに話し掛ければ天気予報を確認したり、部屋の電気を付けたり、音楽をかけたりできる。
「Alexaは少しずつ人々の生活を豊かにできているのではないか。(スキルの開発者には)そうした期待から次の開発に取り組んでもらえるのではないだろうか」(柳田本部長)
3月25日からオンラインセミナーの配信を始め、28日には開発者向けサイトをリニューアルするなど、同社は今後もスキルの開拓や拡大に向け、開発者向けのサポートを強化していく考えだ。
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