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楽器教室の空き時間を貸し出し ヤマハとスペイシーが試験導入
ヤマハとスペイシーが、楽器演奏を行える部屋のシェアリングサービスを試験的に始めた。ヤマハ音楽教室の空き時間の他、商業ビルに設置した防音室も貸し出す。
音楽教室を運営するヤマハと、貸し会議室サービスを行うスペイシーは3月29日、楽器演奏ができる部屋のシェアリングサービスを試験的に始めた。東京、大阪、名古屋にあるヤマハ音楽教室の空き時間を貸し出す。料金は1時間当たり500円からで、会場や時間帯によって異なる。期間は6月30日まで。
ヤマハ子会社のヤマハミュージックリテイリングが運営する音楽教室24会場の約140部屋を貸し出す。楽器の演奏が楽しめる部屋や、合唱など大人数のアンサンブルができる部屋を提供する。
部屋の予約や決済は、スペイシーが運営する楽器練習スペースのシェアリングサービス「スペイシーミュージック」Webサイトで受け付ける。予約したい場所や日時、利用したい楽器などを入力して部屋を探せる。
また、5月1日から商業ビルなどの空きスペースにヤマハの防音室「アビテックス」を設置して貸し出す「防音室のシェアリングサービス」も行う。第1号はスペイシータイムシェアオフィス(東京都港区)内で、室内には楽器やオーディオインタフェースなども設置予定。期間は同じく6月30日まで。
音楽教室、防音室のいずれも期間中に順次スペースを拡大していく。利用状況を踏まえ、両社で共同事業を検討する。
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