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ヤフー、仮想通貨事業へ参入 18年秋にサービス開始
ヤフー子会社が、ビットアルゴ取引所東京へ資本参加を決めた。ヤフーグループのサービス運営やセキュリティのノウハウを生かし、同取引所は18年秋にサービスを始める。
ヤフーは4月13日、仮想通貨事業へ参入すると発表した。子会社を通じ、仮想通貨交換業者、ビットアルゴ取引所東京(渋谷区)へ資本参加する。ヤフーグループのサービス運営やセキュリティのノウハウを生かし、同取引所は2018年秋にサービスを始める予定だ。
ヤフー子会社のZコーポレーションが4月中に、ビットアルゴ取引所東京の親会社シーエムディーラボからの株式譲渡、ビットアルゴ取引所から第三者割当増資を引き受ける。出資後の株式保有比率は、シーエムディーラボが60%、Zコーポレーションが40%になる。
同取引所は、17年12月に金融庁から改正資金決済法に基づく仮想通貨交換業者の登録を受け、サービス開始準備を進めている。
Zコーポレーションは、ヤフーの前社長、宮坂学氏が社長を務める。18年1月に設立し、「ヤフーではできなかった、新しい分野を探索する」(宮坂氏)としていた。
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