ニュース
カシオ、コンパクトデジカメから撤退か
カシオ計算機が不採算のコンパクトデジタルカメラから撤退する方針を固めたと、一部で報道された。同社は「さまざまな選択肢がある中、詰めている段階」という。
カシオ計算機が4月24日までに不採算のコンパクトデジタルカメラから撤退する方針を固めたと、一部で報道された。ITmedia NEWSの取材に対し、同社の広報担当者は「さまざまな選択肢がある中、詰めている段階」と回答した。
日本経済新聞が24日、「コンパクトデジカメからの撤退方針を固めた」「今後は高付加価値なカメラ製品に特化する方針だ」と報じた。
同日、カシオ計算機は2018年3月期(17年4月〜18年3月)通期の連結業績予想を下方修正し、売上高が従来予想から360億円減の3140億円になる見通しを発表していた。「コンパクト市場の激減によるデジタルカメラ事業の戦略転換、楽器の事業構造の見直しが主要因」と説明している。
同社のデジタルカメラ事業は、17年3月期(16年4月〜17年3月)通期売上が185億円(前年比38%減)で、5億円の赤字を計上している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ニコンが中国の生産子会社を清算へ スマホ台頭でコンデジ不振
ニコンは、中国の生産子会社Nikon Imaging Chinaの操業を停止する。スマホの台頭によりコンパクトデジタルカメラの市場が急速に縮小したため。
ニコン「DL」発売中止でTwitterに悲鳴広がる 赤字拡大に「大丈夫か」の声も
ニコンが開発中のコンデジ「DLシリーズ」の発売中止と最終赤字の拡大予想を同日発表。Twitterでは「ニコン大丈夫か」といった声も広がっている。
自分好みの“美肌”に調節できるコンデジ、カシオ「EX-ZR4100」
キヤノン、APS-C判で光学3倍ズームのコンパクトデジカメ「PowerShot G1 X Mark III」
キヤノンが、APS-Cサイズのコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G1 X Mark III」を発表した。

