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動画配信者からスター発掘 C Channelがオーディションアプリ「mysta」本格始動

C Channelが、集英社や松竹などと動画視聴アプリ「mysta」の本格展開を始めた。視聴者の応援に応じて動画に順位が付き、上位者にはイベント出演など活躍の場を用意する。

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 女性向け動画メディア「C CHANNEL」を運営するC Channelは4月25日、集英社や松竹など7社と動画視聴アプリ「mysta」(マイスタ、iOS/Android、無料)の本格展開を始めた。アイドルやお笑い芸人などが連日投稿する動画を楽しめる。視聴者の応援度合いで動画をランキングし、上位のタレントには活躍の場を提供する。C Channelの森川亮社長は「デジタル時代のスターを生み出す、新しいプラットフォームを提供したい」と意気込む。

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発表会の様子
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デジタル時代のスター発掘を目指す「mysta」

 mystaは、C CHANNEL同様、スマートフォンで縦型視聴が可能だ。視聴者は「応援ポイント」を贈り、配信者を支援する。毎週出題されるテーマに沿って配信者が動画を投稿する「週間チャレンジ動画」では、応援ポイントをどれだけ獲得できたかで順位が決まり、上位配信者にはイベントやメディアへの出演、パートナー企業が提供する「レギュラー番組」などさまざまな活躍の場を用意するという。

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視聴者の利用方法
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スターを発掘する場
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週間チャレンジ動画のカテゴリーはさまざま

 パートナー企業は、エフエム東京、産経デジタル、集英社、松竹、ソフトバンク、東京放送ホールディングス(TBS)、ポニーキャニオン。例えば、エフエム東京とは「声のスター」を探す参加型のオーディション番組(7月から放送予定)を共同制作する。声優カテゴリーの上位者には、TOKYO FMのレギュラー番組を用意することも検討している。産経デジタルとは、新人バーチャルYouTuberのNO.1決定戦や、eスポーツの選手、ゲーム実況者を発掘するオーディションを行う。

 動画配信者は事務所に所属するタレントが中心だが、YouTuberやインフルエンサーが参加できる企画や、一般人も参加できる仕組みも検討しているという。

 しかし、動画配信サービスにはYouTubeやLINE LIVESHOWROOMなど競合がひしめく。

 森川社長は「LINE LIVEやSHOWROOMは、既に一定の人気がある人がファン向けにコミュニケーションを取るサービスと思うが、われわれの場合は『これから人気が出る人がランキングに登場しスターになる』というプロセスを経るのが一番のポイントだ」と話す。ランキングで競い合うことで、より優れたアーティストが誕生すると考えているという。

 1月から運営していたmystaのβ版では、人気だったタレントのドラマ出演が決定するなど、既に成果が出始めているという。「具体的な目標値は明かせないが、年内に何人かはスターを生み出したい」(森川社長)

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