商品バーコードを読み取り、クレカ決済 手ぶらで帰れる「Smart Shopper」:第7回IoT/M2M展
GMOクラウドが「第7回IoT/M2M展」に出展する「Smart Shopper」は、商品のバーコードを専用端末で読み取り、クレジットカードで決済するだけで買い物が行える。商品は自宅などへ配送でき、手ぶらで帰れる。
買いたい商品のバーコードを専用端末で読み取り、クレジットカードで決済、購入した商品は自宅などへ配送――そんな体験を実現する「Smart Shopper」を、GMOクラウドが「第7回IoT/M2M展」(5月9〜11日、東京ビッグサイト)に出展している。
Smart Shopperは、韓国のSKテレコムが開発したもので、GMOクラウドが日本向けにローカライズと販売を担当している。買い物客が使うものは、住所などの情報を入力した会員証、バーコードを読み取る専用端末、クレジットカードの3つ。
まず会員証を端末貸し出し機に挿入し、専用端末を1台借りる。買いたい物のバーコードをスキャンしていけば端末に商品データが保存され、確認用のディスプレイに端末を設置することでスキャン内容を確認できる。ディスプレイから商品数の変更、購入しない商品の削除などを行ったら専用レジへ。
レジの端末にクレジットカードを差し込み、配送先や配送時間などを選択して決済する。たくさん買い物をしても重い荷物を持ち帰る必要がない。「小さな子どもを持つ女性などは、かごを持ちながら子どもの手を引くのは大変。そうした難しさをSmart Shopperは解決できる」(ブース担当者)
すでに韓国では大手百貨店チェーンのロッテ百貨店が2016年10月に導入。導入後、新規顧客が10%増加し、リピート率は70%以上という。子どもがバーコードの読み取りを「楽しい」「また来たい」と感じ、再来店を希望することなどが、リピーター獲得につながっているという。
現在、日本国内ではスーパーや大型家具店などでの利用を見込み、実証実験などの提案を進めているという。「実物を見たいけれど、商品は配送してほしい人などの需要がある。ネットとリアルの真ん中を目指せるサービスだと思う」(ブース担当者)
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