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ピクシブの永田氏、代表取締役を辞任 「職責を果たすことが困難」
ピクシブの永田寛哲代表取締役社長が同職を辞任する。永田氏は自身がプロデュースしたアイドルグループの元メンバーから提訴され、係争中とみられる。
ピクシブは6月6日、永田寛哲代表取締役社長が同職を辞任すると発表した。永田氏から「現在の状況では職責を果たすことが困難」と申し入れがあり、取締役会で受理したという。後任には、現取締役の國枝信吾氏が就任する。
報道によれば、永田氏は、自身がプロデュースしていたアイドルグループ「虹のコンキスタドール」の元メンバーから「セクハラを受けた」として提訴された。5月初旬に第1回口頭弁論が行われ、6月現在も係争中とみられる。
ピクシブは「永田及び当社に対する係争中の訴訟に関する件が、ネット上などに掲載されていることについて、ユーザーの皆さま、取引先の皆さまにはご心配をおかけしておりまして誠に申し訳ございません」と謝罪している。
同社は「(永田氏の辞任については)関係者のプライバシーに関するものが含まれることなどから、当社としてのコメントなどは差し替える」としている。
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