タニタがゲーム業界に進出 セガと「バーチャロン」対応コントローラー開発 支援募る
体重計メーカーのタニタが、セガの「バーチャロン」向けに、ゲームコントローラー「ツインスティックVTX」を開発する。クラウドファンディングサイトで支援を募る。
体重計メーカーのタニタは6月8日、ゲームコントローラー「ツインスティックVTX」(バージョン・タニタ・エキストラ)を開発するため、同日からクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で支援を募ると発表した。セガゲームスのゲームソフト「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機」(プレイステーション4)に対応した操縦かん型のコントローラーだ。「タニタにとって新たな事業領域、ゲーム分野でのものづくりに挑戦する」(同社)
支援は1口5万5400円(税込)。7月30日までに5000口、合計2億7700万円を募る。クラウドファンディングが成立した場合、出資者には2019年5月に商品を発送する計画だ。
タニタの谷田千里社長はバーチャロンのファンで、セガのスタッフも招いて社内でバーチャロン大会を開くなど交流があった。タニタは「ゲームやアミューズメント分野のコンテンツが、健康づくりを継続させる有効なツールになり得る」とし、セガグループと連携してきたという。
ツインスティックVTXは、セガゲームスが開発に協力し、「アーケードの興奮を家庭で完全再現できる商品」を目指した。セガが販売していた前モデルの家庭用ツインスティックでは「4度」だった傾斜可能角度を「8度」に変更してアーケード版の操作性を再現。スティック基部の構造を強化し、「ねじり」や「加重」に対する耐久性も確保したという。ユーザーがメンテナンスをしやすいように、本体内の配線レイアウトをシンプルな構造を採用した。
外寸サイズは、約45(幅)×約34(奥行き)×約23(高さ)センチ、重さは約4.5キロを予定している。
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