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Airbnb、被災者支援の「オープンホーム」で事前登録をサンノゼで開始
米民泊仲介サービスのAirbnbが、被災者支援プログラム「オープンホーム」でカリフォルニア州サンノゼと提携し、宿泊先提供者の事前登録を受け付ける。
米民泊仲介サービスのAirbnbは6月9日(現地時間)、昨年立ち上げた被災者支援プログラム「Open Homes(日本では「オープンホーム」)で、米カリフォルニア州サンノゼと提携したと発表した。
オープンホームは、自然災害その他の事情で難民となった人々に無償で宿泊場所を提供するプログラム。2012年にハリケーン・サンディが米東海岸を襲った際、ニューヨーク在住のホストが無料での宿泊提供を申し出たことをきっかけに立ち上げられた。
サンノゼとの提携では、災害が発生してからではなく、事前にこのプログラムに宿泊施設を登録するというもの。サンノゼでは2017年2月に洪水が発生した際、約1万4000人が被災した。その際にもAirbnbのオープンホームプログラムで宿泊施設を提供した。
Airbnbは、オープンホームに事前登録してもらうことで、災害時により迅速に、効果的に対応できるようになるとしている。今後、提携先を拡大していく計画だ。
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