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「Google Maps」仕様変更、一部サイトで非表示に? APIキーの取得忘れに注意
「Google Maps API」が「Google Maps Platform」にアップデートされることで、一部のWebサイトに埋め込まれたGoogle Mapsが非表示になる可能性があると、ゼンリンデータコムが注意喚起。開発者がAPIキーを取得しておく必要があるという。
米Googleが、Webサイトに地図を埋め込める機能「Google Maps API」を「Google Maps Platform」にアップデートすることに伴い、6月11日(米国時間)以降、設定を変更していないサイトでは地図を表示できない可能性があると、ゼンリンデータコムが注意を呼び掛けている。
Google Maps APIは、Webサイトの開発者がAPIキーを発行していなくても利用できたが、Google Maps PlatformではAPIキーの利用が必須になる。そのためAPIキーを取得していないと、サイトに埋め込んだGoogle Mapsが正常に表示されなくなる恐れがある。
Google Maps Platformは、地図の表示回数などに応じて利用料金が決まる従量課金モデルだが、毎月200ドル分までは無料で使える。例えば、画像化していない「動的な」Google Mapsの場合、月間約2万8000マップロード(表示回数のこと)まで無料になる。200ドル分を超過すると追加料金を支払うか、利用を停止する必要がある。
ゼンリンデータコムは、同社サイトでAPIキーの取得方法や、料金プランの変更点などを案内している。
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