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トランプ大統領、「スペースフォース」(宇宙軍)設立を国防総省に命令
ドナルド・トランプ米大統領が国防総省に空軍とは独立したスペースフォース(宇宙軍)の設立を命令した。同氏は米国の宇宙開発の推進についても発表し、早ければ来年には再度月面着陸を実現させると語った。
ドナルド・トランプ米大統領は6月18日(現地時間)、米国防総省(DoD)に対し、「Space Force(宇宙軍)」の設立を直ちに開始するよう命じた。
トランプ氏は、National Space ForceCouncil(全米宇宙評議会。1989年立ち上げの政府機関。1993年に終了したが、トランプ氏が昨年復活させた)での会合で、「米国を守るためには、単に宇宙で米国のプレゼンスを示すだけでは不十分だ。われわれは宇宙で米国の支配権を持たなければならない」とし、「空軍とは別に、空軍と同等の組織として宇宙軍を持とう。(中略)(月に)星条旗を立てたり足跡を残す以上のことを行う」と語った。
同氏は宇宙開発を活性化させ、早ければ1年後には再度(ロボットによる)月面着陸を行うとも語った。「今、米国の宇宙探査の次の大きな章を開始する準備ができた。今日は重要な日であり、この会合は非常に重要なものだ。新世代の才能ある人々のためのプラットフォームを提供していく」(トランプ氏)
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