宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月27日、小惑星探査機「はやぶさ2」が、目標にしていた小惑星「リュウグウ」(Ryugu)上空20キロ地点に到着したことを確認したと発表した。今後、リュウグウの探査活動を行う。
26日午後0時50分ごろ、はやぶさのカメラ「ONC-T」が撮影したリュウグウ(撮影:ONCチーム/JAXA、東京大学、高知大学、立教大学、名古屋大学、千葉工業大学、明治大学、会津大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所)
同日、はやぶさ2の化学推進系スラスタを噴射して行う軌道制御に成功。午前9時35分、はやぶさ2がリュウグウから約20キロの距離に到着したことを確認した。
今後は、リュウグウの科学観測、試料採取へ向けた調査などを進める。
関連記事
- 小惑星リュウグウは「こま型」 はやぶさ2が撮った写真、JAXAが公開
小惑星探査機「はやぶさ2」のカメラが撮影した、小惑星「リュウグウ」の姿は「こま型」だった。 - はやぶさ2、小惑星に照準 「日本からブラジルにある6センチの的を狙うのと同等」
小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」まで約750キロの地点に到達した。27日前後に到着する見通し。JAXA宇宙科学研究所の吉川真さん(ミッションマネジャー)は「日本からブラジルにある6センチの的を狙うのと同等」という。 - はやぶさ2、小惑星到着は6月27日前後
小惑星探査機「はやぶさ2」は、小惑星「リュウグウ」に6月27日前後に到着する見通し。7日現在、リュウグウまでの距離は約2100キロ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.