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WhatsApp、管理者だけが発言できるメーリングリスト的設定が可能に
Facebook傘下のWhatsAppで、グループの管理者だけが発言できる設定が可能になった。グループをメーリングリストのようなメンバー向けアナウンスツールとして使える。
米Facebook傘下のWhatsAppは6月29日(現地時間)、「グループ」機能を管理者からの一方的なアナウンスに使えるようにする新たな設定を追加したと発表した。
WhatsAppのグループは、親会社Facebookのサービスの「グループ」と同様に、メンバー同士でのみコンテンツを共有できる機能。誰でも自分のグループを立ち上げることができ、立ち上げたユーザーは「管理者」になる。管理者は他の複数のメンバーを管理者にすることもできる。参加できるのは最大256人まで。
発言を管理者だけに限定する設定は、教師が自分の受け持つクラスの生徒への連絡に使ったり、非営利団体の連絡手段として使ったりする場合に適しているとWhatsAppは説明している。つまり、メーリングリスト的な使い方になる。
設定は、WhatAppアプリでグループのChatタブを開き、[More]→[Group Info]→[Group Settings]→[Send Messages]→[All Participants]を[Only Admins]に変える。管理者以外のユーザーはグループ内で発言はできないが、管理者への直接チャットは可能だ。
WhatsAppのMAUは15億人で、1日当たり600億件のメッセージが投稿されている。
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