コラム
背面モニターはチルト式か、バリアングル式か(2/6 ページ)
デジカメの背面ディスプレイはチルト式か、バリアングル式か。使い勝手には大きな違いがある。それぞれのメリット、デメリットと、デジカメ史に残るユニークな可動式モニターもご紹介。
レンズ回転式カメラの名機、ニコンの「COOLPIX 950」(1999年)。これもレンズ部のみが回転するためローアングルやハイアングルでも右手に不自然さがない。このデザインは(たぶん)2006年の「COOLPIX S10」が最後となった
このようにレンズ部(正確にいえばカメラ部)回転式はすごく利に叶っていたのだが、廃れたのは、どうしてもボディが大きくなるせいかと思う。レンズ部とカメラ本体が完全に分かれてるので、背面モニターを大きくしづらい、レンズのズーム倍率を上げづらい。
モニター大型化の時代に生き残るのは難しかったのだ。
個人的にはとても残念。
チルト式モニターとバリアングル式モニターのどちらがいいか対決
まあ昔の話はいいとして、かくしてモニターは可動式になり、2つの方式が生き残った。
チルト式とバリアングル式である。
どう違うのか。
写真でどうぞ。
チルト式は背面モニターが上下に稼働する。
上にだけヒンジがあるモデルは上方向だけだがヒンジが2つ付いているとハイアングルにもローアングルにも対応可能で、非常にシンプルだ。
バリアングルは左右の開閉とモニター部の回転機構で構成されており、いったん横に開いてモニターを回す。この方式は自撮りにも対応しやすい、縦位置でのローアングル・ハイアングルにも対応できるというメリットがある。
どちらがいいか。
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