イーロン・マスク氏、タイ洞窟の13人救出にトンネル掘削会社とSpaceXのエンジニア派遣
イーロン・マスク氏が、自身のトンネル掘削企業The Boring Companyと宇宙開発企業SpaceXのエンジニアをタイの洞窟から出られなくなっている13人の救出のために派遣した。Falcon 9用の液体酸素移送管を使った救出プランなどをツイートしている。
米起業家のイーロン・マスク氏は7月6日(現地時間)、タイ北部の洞窟から出られなくなっている13人の救出のため、自身のトンネル掘削企業The Boring Companyと宇宙企業SpaceXのエンジニアを派遣するとツイートした。
これは、スワジランド在住のエンジニアが3日、Twitterでマスク氏に対し、洞窟の12人の少年とコーチを助けるために何らの形でタイ政府に協力してもらえないだろうかとツイートしたのがきっかけ。マスク氏は、Boring Companyにはトンネル掘削の専門家がいるので役に立てるかもしれないと答えた。
そのスレッドに、バンコクの宇宙開発企業の創業者ジェームズ・イェンバムルーン氏が加わり、タイ政府とSpaceXを仲介して現場の状況を説明したとツイート。マスク氏にも状況を説明した。
タイ在住の通訳や洞窟の専門家もマスク氏に情報を提供し、それに基づいてマスク氏はスレッド上で救出プランを立てていった。マスク氏は、実際に現場に行ってみないとこれらのプランがうまくいくかどうかは分からないとしながらも、専門家らに具体的な質問を続けた。
本稿執筆現在、SpaceXのロケットFalcon 9で使用している液体酸素移送管で作った子どもサイズの潜水艦を使うという案が最新のツイートだ。
これなら軽量なのでダイバー2人で運べ、洞窟の最も狭い部分も通り抜けられるという。
タイのメディアThaiPBS Englishによると、既に2人のエンジニアが現場に到着しており、8日にはさらに7人が到着する予定だ。
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