日本マイクロソフトが「Surface」シリーズの新製品「Surface Go」を8月28日に発売する。10型のディスプレイを搭載し、シリーズ最薄・最軽量で持ち運びを重視したモデルだが、なぜ「Go」という名前になったのか気になる人も多いはず。米Microsoftのキーマンに話を聞いた。
Surfaceは、取り外し可能なキーボードカバーとキックスタンドが特徴の2in1ノートPCとして2012年に初登場。年を追うごとに新モデルが投入され、2in1ノートPC市場をけん引した。現在はクラムシェル型の「Surface Laptop」や、液晶一体型デスクトップPC「Surface Studio」、さらに50.5型の大画面端末「Surface Hub 2」などラインアップを広げ、米Microsoftの自社ブランドデバイスとして存在感を示してきた。
今回のSurface Goは、これまで10型台のディスプレイを搭載し、低消費電力設計のプロセッサを採用してきた「Surface RT」(12年)、「Surface 2」(13年)「Surface 3」(15年)の後継モデルにあたる。ナンバリングによるネーミングの廃止は現行の「Surface Pro」(17年)でも行われているが、なぜ「Surface」は「Go」という名前になったのか。
ポケモンGOの人気のあやかりたかった?
ITmedia NEWSの質問に対し、米Microsoftのマット・バーローさん(Corporate Vice President)は、「人気のある『Pokemon GO』と同じくらい人気になってほしかった」とジョークを交えながら次のように答えた。
「Goというネーミングは以前から考えていた。軽くて持ち運びしやすく、どこにでも持って行けるという意味を表すのにシンプルで美しい名前だ。GoはSurfaceのイメージを代表する名前ではないかと思う。ユーザーに楽しんでもらえる製品になればうれしい」(マット・バーローさん)
Pokemon GO、Oculus Goなど、持ち運びに特化したサービスや製品に「Go」と名付けるブームはしばらく続きそうだ。
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