ユニクロアプリにチャットbot機能、商品やコーディネートをおすすめ 全ユーザーに提供
「ユニクロアプリ」に、AI(人工知能)技術を活用したチャットbotサービス「UNIQLO IQ」が追加された。おすすめの商品やコーディネートを教えてくれる。2017年9月にモニター向けに試験提供していたものを改良し、全ユーザーに提供する。
ユニクロは7月11日、AI(人工知能)技術を活用し、商品やコーディネートを提案するチャットbotサービス「UNIQLO IQ」の提供を全てのユーザー向けに始めた。「ユニクロアプリ」(iOS/Android)で利用可能。2017年9月からモニター2000人に先行して提供していたものを改良し、新たに人気商品をカテゴリーごとに紹介する「人気ランキング」、旅行やバーベキューなどシーンに合わせたコーディネートを薦める「着こなし提案」などの機能を追加した。
UNIQLO IQは、ユニクロアプリの画面に表示される「IQで探す」から利用できる。性別を選択すると人気の商品を提案。商品の詳細や店頭在庫、そのアイテムを使ったコーディネートなどを確認できる。キーワード入力やカテゴリー検索でも商品を探せる。
「授業参観」や「温泉旅行」など着用シーンを入力すると、シーンに合わせた着こなしを紹介してくれ、気になる商品はそのままオンラインストアで購入も可能だ。
直近1カ月以内に日本国内の雑誌に掲載された商品を雑誌別に確認できる「雑誌掲載情報」や、星座別のラッキーカラーに合わせた商品を毎日提案する「今日のラッキーカラー」などの機能も設けた。
アプリ内でお気に入りに登録した商品を使ったコーディネートを紹介してくれたり、購入した商品について尋ねてきたりと、ユーザーに合わせた対応もしてくれる。
また、オンラインストアの利用方法や配送方法など、よくある問い合わせにも対応。カスタマーセンターのオペレーターによるライブチャットサポートに接続もできるという。
チャットbotは、米Googleが提供する対話アプリ開発プラットフォーム「Dialogflow Enterprise Edition」(旧「api.ai」)を使って開発。機械学習により、回答内容を効率的に改善できるとしている。ユニクロは、Dialogflowで開発した「Google アシスタントアプリ」(iOS/Android)向けのサービスも6月から提供している。こちらは、注文の確認や配送、返品や交換などの問い合わせに音声で自動回答するとしている。
関連記事
- ユニクロ、チャットbotでコーディネート提案 2018年春に実用化
「ユニクロアプリ」に、チャットbotがコーディネートなどを提案してくれる機能「UNIQLO IQ」が追加。まず一部会員向けに試験提供する。 - オンラインストアで購入した服も店舗で受け取れば送料無料 ユニクロとジーユーが提供 受け取り時に試着も可能
ユニクロが、ユニクロやジーユーのオンラインストアで購入した商品の受け取り場所をそれぞれの店舗に指定すると、送料が無料になる「店舗受取り」サービスを始めた。受け取り時に試着も可能で、合わなければ返品やサイズ交換もできる。 - ユニクロとGU、通販に「後払い」導入 手数料無料
ファーストリテイリングは、「ユニクロ」と「ジーユー」のオンラインストアで、商品が到着した後代金を支払える「後払い決済」を導入した。 - Facebook Messenger、チャットbot相手の買い物が可能に(まずは米国で)
Facebookがメッセンジャーで稼働するチャットbotの機能を強化し、4月の立ち上げ段階で予告していたbotでのショッピング機能を、まずは米国で開始した。 - Instagramに「ショッピング機能」追加 投稿をタップ、そのまま商品購入へ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.