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日の丸交通とZMP、自動運転タクシーの公道営業 大手町〜六本木間で実験、片道1500円
日の丸交通とZMPが自動運転タクシーの公道営業実証実験を実施する。公募した利用者を乗せて自動運転タクシーが都内を走行する。
日の丸交通とZMPは7月18日、自動運転タクシーの公道営業実証実験を実施すると発表した。8月27日から9月8日にかけ、公募した利用者(実験参加者)を乗せた自動運転タクシーが東京・大手町と六本木を結ぶ約5.3キロを走行する。運賃は片道1500円(税込)。自動運転タクシーが公道で営業走行実験を行うのは世界初という。
実験には、ZMPが開発したミニバンタイプの自動運転実験車両とタクシー予約システムを用いる。運行時は運転席にドライバー、助手席には技術オペレーターが搭乗。車線変更や右左折、停止などの操作は全てシステムが行うが、交通状況などを考慮して人が介入する場合もあるという。
乗車場所は「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」(東京都千代田区)と「六本木ヒルズ」(東京都港区)で、自動運転タクシーが1日4往復する。実験参加者は自分のスマートフォンで自動運転タクシーの予約から乗車、決済までの流れを体験できるという。参加申込は専用サイトで18日から受け付けている。
日の丸交通とZMPは、17年6月に自動運転タクシーの実現に向けた協業を発表した。2020年の東京五輪では、東京・お台場の競技会場付近など地域を限定して自動運転タクシーを運用する計画。渋滞の緩和や環境負荷の低減に加え、交通弱者のサポートと慢性的なドライバー不足の解決を目指すとしている。
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