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たこ焼き職人はロボット ハウステンボスの「オクトシェフ」20日オープン
ハウステンボス内にロボットたこ焼き店が7月20日にオープン。ロボットが生地の流し込みから焼き上げまでを担当し、焼きムラのないたこ焼きを1度に16人分焼く。
ハウステンボス(長崎県佐世保市)は7月19日、同社が運営するテーマパーク「ハウステンボス」内にロボットたこ焼き店「OctoChef」(オクトシェフ)をオープンすると発表した。焼きムラのないたこ焼きを一度に大量に焼き上げるという。
たこ焼きロボットは、ロボットベンチャーのコネクテッドロボティクス(東京都小金井市)が、ユニバーサルロボットのアーム型協働ロボット「UR5」をベースに開発した。
食材の仕込みや仕上げ(トッピング)は人間のスタッフが行い、ロボットは生地の流し込みから焼き上げまでを担当する。画像認識システムとディープラーニングを駆使、AIが焼き色を確認しながら作業するため、焼きムラのないたこ焼きを1度に16人分(96個)も焼けるという。
オクトシェフの店内は約4坪(約13平方メートル)と狭いが、協働ロボットの導入により省スペース化と省人化を実現。調理をロボットが担当することでスタッフは熱い鉄板に向き合う必要がなくなり、通常3〜4人は必要なたこ焼き店を1人で運営できる。ソフトクリームロボットも導入予定だ。
オクトシェフの場所は、ハウステンボス内アトラクションタウン、チーズワーフの一角。20日にオープンする予定で、たこ焼きの価格は500円から。営業時間は午前11時〜午後10時。
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