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明治大学に不正アクセス 学生や教職員など112人の個人情報流出
明治大学がメールアカウントに不正アクセスを受け、合計112人の個人情報が流出したと発表。流出した個人情報を使った被害は見られていないという。
明治大学は7月26日、同大が保有する2件のメールアカウントに不正アクセスを受け、学生や卒業生、教職員など112人の個人情報が流出したと発表した。同日時点で、流出した個人情報を使った被害は見られていないという。
不正アクセスが行われたのは6月30日と7月12日の2回。6月の不正アクセスでは専任職員のアカウントが、7月には所属機関の部署アカウントが被害を受け、合計1500件の送受信メール(添付書類含む)と112人の個人情報が流出した。2つの被害アカウントからは、外部に対して445件のスパムメールも送信されていたという。
流出した個人情報は、学生8人、卒業生25人、教職員13人、学外者66人の所属、氏名、メールアドレス、学籍番号など。個人情報とは別に、270人のメールアドレスも流出した。
明治大は26日までに、情報が流出した個人に状況説明のうえ謝罪。文部科学省や政府の個人情報保護委員会にも不正アクセスについて報告したという。
再発防止のため、学内システムで使用しているアカウントとパスワードの管理ルールを厳重化する他、外部機関とも連携して監視体制を強化するとしている。
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