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JapanTaxiとドコモが資本業務提携 「配車アプリ」競争激化

配車アプリ「全国タクシー」を提供するJapanTaxiとNTTドコモが資本業務提携を結んだ。タクシー料金の支払いを「d払い」で行えるようにする他、両社で新サービスの開発を進める。

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 配車アプリ「全国タクシー」を提供するJapanTaxi(東京都千代田区)とNTTドコモは7月30日、資本業務提携を結んだと発表した。タクシー料金をドコモのコード決済サービス「d払い」で支払えるようにする他、両社の技術を組み合わせた新サービスの開発も進める。

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「d払い」のイメージ

 JapanTaxiの第三者割当増資をNTTドコモが引き受ける。出資額は22億5000万円。

 提携により、JapanTaxiが日本全国のタクシーに提供しているQRコード決済機能を搭載した端末「広告タブレット」に、ドコモのd払いを対応させる。

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「全国タクシー」
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「広告タブレット」

 またドコモは、数時間先に特定エリアにいる人の数を予測する「近未来人数予測」などの技術を開発している。こうした技術と、JapanTaxiが展開する配車プラットフォームなどを組み合わせたサービスも検討する。

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近未来人数予測技術のイメージ

 JapanTaxiは、2011年から配車アプリ「全国タクシー」を提供し、18年6月に累計500万ダウンロードを突破。車両登録数は全国のタクシー車両の約4分の1に当たる約6万台を占め、国内トップシェアを誇っている。

 その他の配車サービスでは、ソフトバンクが中国Didi Chuxing(滴滴出行)と新会社を設立し、今秋に試験提供を始める。また、ディー・エヌ・エー(DeNA)と神奈川県タクシー協会が「タクベル」を提供している他、ソニーと都内のタクシー会社7社が新会社「みんなのタクシー」を設立し、サービス開発を急ぐなど、シェア争いが激化している。

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