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Adobe、Acrobat/ReaderやFlashの脆弱性を修正
Acrobat/ReaderとFlash Player、Creative Cloud Desktop Application、Experience Managerのセキュリティアップデートが公開された。
米Adobe Systemsは8月14日、予告通りにAcrobatとReaderのセキュリティアップデートを公開した。併せてFlash PlayerやCreative Cloud Desktop Application、Experience Managerのアップデートも公開し、複数の脆弱性を修正している。
Adobeのセキュリティ情報によると、AcrobatとReaderのセキュリティアップデートはWindowsとMac向けに公開され、2件の脆弱性に対処した。いずれも任意のコードを実行される恐れがあり、危険度は最も高い「クリティカル」に分類。優先度は「2」に指定され、30日以内をめどにアップデートを適用するよう勧告している。
Flash Playerは更新版の「30.0.0.154」がWindows、Mac、Linux、Chrome OS向けにリリースされ、5件の脆弱性が修正された。いずれも危険度は上から2番目に高い「重要」、優先度は「2」の分類となっている。
Creative Cloud Desktop Applicationの更新版(Windows向け)では1件の脆弱性が、Experience Managerの更新版(全プラットフォーム向け)では3件の脆弱性がそれぞれ修正された。
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