格安スマホの利用率が、3年間で約4倍になった——ジャストシステムは8月22日、「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」(2018年7月度)でこんな調査結果を発表した。主要MVNOサービスの中で「楽天モバイル」の利用が最も多かった。
調査対象1100人のうち、全体の83.5%が「プライベートでスマートフォンを利用する」と答えた。そのうち、21.5%が大手携帯電話事業者(キャリア)より月額料金が安くなる格安スマホ(格安SIM)を「現在利用している」と回答。15年の5.8%(同調査)から約4倍に増えた。
15年の調査では、「格安スマホとフィーチャーフォン(ガラケー)の2台持ち」をする人の割合が40.6%を占めたが、18年は14.8%に減少。代わりに「他のスマートフォンと2台持ち」する人が増え、その割合は17.7%に上った。
主要MVNOサービスのうち、「現在利用している」人の割合が最も多かったのは「楽天モバイル」(24.8%)。次いで「mineo」(20.7%)、「UQ mobile」(13.2%)だった。
調査期間は、2018年7月18〜24日。ジャストシステムのネット調査サービス「Fastask」で15〜69歳の男女1100人を対象にアンケート調査を実施した。
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