ニュース
折れた電柱、応急処置で“添え木” 中部電力がTwitterで過去に解説
台風21号の影響で折れた電柱を、添え木のような柱を添わせて仮復旧させる方法がTwitterで注目を浴びている。
台風21号の影響により、西日本各地で電柱が折れる被害が相次いでいる。各電力会社は折れた電柱に添え木のような柱を設置して仮復旧させており、その様子を見た人が「すごい」「復旧への意地を感じる」とTwitterに投稿している。被害を受けた地域を管轄する中部電力によると、このような応急処置は正式なものだという。
折れた電柱の応急処置に使われる「タックルくん」
中部電力は、折れた電柱の復旧作業に関する方法を2015年にTwitterで紹介していた。同社のツイートによると、電柱が折れた際は応急処置として、折れた電柱に柱を添わせ、金具を巻き付けるという。
折れた電柱に添わせる全長3メートルの柱は、同社では「タックルくん」と呼ばれており、掘削機能を持つクレーン車(建柱車)でつり上げ、全体の5分の3を地中に埋める。その後、クレーンを操作してタックルくんを折れた電柱に近づけ、金具を巻き付けて固定。仕上げに補修箇所をシートを覆って復旧作業が完了する。
中部電力の広報によると、2018年現在も折れた電柱を仮復旧させるためにタックルくんが使われているという。しかし、今回の台風21号による電柱の被害において、タックルくんが使われているかは把握できていないとしている。
関連記事
- 台風21号、西日本で猛威 「観覧車が逆回転」「京都駅の天井崩壊」ネットに動画相次ぐ
非常に強い台風21号が9月4日、西日本で猛威を振るっている。同日正午ごろに徳島県南部に上陸し、午後2時ごろには兵庫県神戸市に再上陸した。 - 地震後の停電は「ブレーカー落として」 火災の危険、消防庁らが呼びかけ
「地震後の停電はブレーカーを落として」。給電再開時に火災が発生する可能性があるとして、消防庁らが注意喚起している。 - 北海道の停電、全土の復旧に「少なくとも1週間以上」 基地局にも影響
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.