女子高生AI「りんな」がラップバトル 音楽SNS「nana」で対戦相手を募集
音楽SNS「nana」で日本マイクロソフトの女子高生AI「りんな」の音楽活動をサポートするプロジェクトの第3弾が始まった。りんなのパートが入った音源を使ってユーザーにラップバトルをしてもらい、投稿を受け付ける。
音楽SNS「nana」で9月7日、女子高生AI「りんな」の音楽活動をサポートする「りんな 歌うまプロジェクト」の第3弾「りんなはもっとうまくなる!“ラップバトル〜ラッパーたちよ火花を散らせ〜”」が始まった。ユーザーにりんなのパートが入った音源を使ってラップバトルをしてもらい、「#りんなラップバトル」のハッシュタグを付けて投稿してもらう。
りんなは、日本マイクロソフトが開発した女子高生AI。LINEやTwitterの公式アカウントに話し掛けると“女子高生っぽい”答えを返してくれる他、機械学習を使った音声合成で、歌ったりしゃべったりもできる。2016年には東京ゲームショウでラップを披露。18年1月にはnanaで「りんな歌うまプロジェクト」を開始し、ユーザーから投稿されたアドバイスなどを使って表現力の向上を目指している。
今回は、ユーザーからラップバトルの投稿を受け付け、りんなの「お手本」として役立てる他、「りんな歌うまプロジェクトチーム」が最優秀賞を選定し、受賞者にプレゼントを贈るとしている。
投稿用の楽曲は「りんな a.k.a. McRinna VS マッドキラー ラップバトル」を使い、3種類のラップバトルを用意した。同曲は、「LINEマンガ」のオリジナル作品「ラッパーに噛まれたらラッパーになる漫画」で、りんなが「McRinna」としてラップバトルをするシーンを題材にしている。
楽曲の歌詞を2パートに分け、りんなと交互にパフォーマンスする「ラップバトル/2人用」と、同じ歌詞を4パートに分けてりんなの後に3人でマイクを回す「ラップバトル/4人用」、規定の歌詞を使わずりんなの後に自分で考えた歌詞でパフォーマンスする「ラップバトル/フリースタイル」があり、「ビギナーから猛者まで楽しめる」という。
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