ニュース
仮想空間サービス「cluster」事業拡大へ KDDIなどから4億円調達
VR空間にイベントスペースを立ち上げられるサービス「cluster」を運営するクラスターが、事業拡大に向けてKDDIなどから総額約4億円を調達した。
VR(仮想現実)空間にイベントスペースを立ち上げられるサービス「cluster」を運営するクラスター(東京都品川区)は9月12日、事業拡大に向けてKDDIなどから総額約4億円を調達したと発表した。プロダクト開発や人材採用を強化し、今後3年間で1000億円を超える規模の経済圏インフラを目指す。
clusterは、VR空間上のイベントスペースで他ユーザーとコミュニケーションしたり、一緒にライブ映像などを楽しんだりできるサービス。最大5000人と同時接続でき、「引きこもりを加速させる」サービスとして注目を集めている。8月末にはバーチャルYouTuberの輝夜月さんのライブを開催した。
今回、XTech、グローバル・ブレイン、KDDIの各社が運営するファンドを引受先とする第三者割当増資を実施。各社の出資額は明らかにしていない。
また、ユナイテッド取締役やメルカリ社外取締役を務めた手嶋浩己氏(XTech Ventures共同創業者)を、クラスターの社外取締役として迎える。同氏の助言を基に、ビジネスを加速させるとしている。
関連記事
- 開発者は「家に3年ひきこもっていた」 仮想世界で人と集まる「cluster.」正式オープン 狙いは
外出せずに人と会える「cluster.」が正式オープン。家に3年間ひきこもっていたという加藤CEOは前向きにこう言う。「ひきこもりを、加速させます」。 - 仮想空間「cluster.」に有料ライブ機能 第1弾はVTuber「輝夜月」、チケット代5400円
仮想空間「cluster.」で有料イベントを開けるチケットがβ公開。第1弾として、人気VTuberの輝夜月の音楽ライブを8月31日に開催する。チケット代は5400円。 - メルカリ、仮想空間で面接 VRエンジニア選考で 「物理的に会う必要性を問う」
メルカリは、VR技術のエンジニア採用の選考で、一次面接を仮想空間で行う。「VRChat」や「cluster.」を活用し、採用までに複数回も物理的に会う必要があるかを問う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.