シャープは10月1日、東芝のPC事業子会社、東芝クライアントソリューション(TCS)の買収が完了したと発表した。TCSの発行済み株式80.1%を、シャープが取得した。東芝は、TCSのPCブランド「dynabook」の使用をシャープに許諾する。
シャープは「Mebius」(メビウス)ブランドでノートPCなどを生産していたが、不採算のため2010年に撤退していた。16年に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入り、業績が上向く中、PC事業へ再参入する。
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