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日立が家電子会社2社を統合へ 「変化に即応」目指す
日立製作所が、家電や空調機器を製造する日立アプライアンスと、販売やアフターサービスを手掛ける日立コンシューマ・マーケティングを来年4月に統合すると発表した。
日立製作所は10月1日、家電や空調機器の開発製造を手掛ける日立アプライアンスと、販売やアフターサービスを行う日立コンシューマ・マーケティングを合併すると発表した。2019年4月1日付で新会社を発足し、商品企画から製造、販売までを一元化する。
新会社の資本金は200億円で、日立製作所の100%子会社となる。本社は東京都港区に置き、従業員数は約1万1300人(連結)。新社名や代表者は未定だ。
家電や住宅設備機器の開発から製造、販売に加え、冷凍、空調機器の販売と保守サービスも手掛ける。また、同社のIoTプラットフォーム「Lumada」を活用したスマートホームやスマートシティーなど、新たな事業領域にも積極的に取り組む。「ライフスタイルなどの変化に即応できる事業体へ進化する」(同社)
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